岩手県滝沢市で５月末に市内の中学２年の男子生徒＝当時（１３）＝が首をつって自殺した問題で、学校側の原因調査に対し、保護者が不信感を募らせている。
校長は「いじめと疑われても致し方ない事案」としながらも、自殺との因果関係は認めていない。
曖昧な調査内容をめぐる隔たりは大きく、男子生徒の父親は「学校の説明は不十分。別の形の調査が必要だ」と求めている。
１８日夜にあった保護者説明会で、学校側は全校生徒を対象にしたアンケート結果を示した。
回答した生徒６９５人のうち１８５人（２７％）が「いじめを見聞きした」と答えたと明らかにした。
学校側は「いじめと疑われても致し方ない」行為として、（１）女子生徒から嫌なことを言われていた（２）女子生徒から頭をたたかれていた（３）数人の女子生徒から筆箱を隠されたり、ひっくり返されたりした－を挙げた。
出席者によると、保護者からは「いじめがあったのではないか」「解決する気があるのか」などと強い調子で迫る声が多かったという。これに対し校長は「いじめと疑われても致し方ない事案としか言えない」と繰り返したという。
校長は記者会見で、調査内容が曖昧な表現になったことについて「（男子生徒が）心身の苦痛を感じていたかどうかは、推測しかできず、判断できない」と説明した。
説明会に参加した男子生徒の父親は「アンケートの回答を全て開示してほしい。学校側には（これ以上）望めない。
まるっきり学校とは別の形での調査が必要だ」と語った。ほかの保護者の間でも第三者を交えた調査を求める声が強まっている。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140720_33011.html
校長がクソ