62歳男性が趣味と関連して開業のジム 月平均60万円売上げる
一念発起して会社を興し「社長」になるだけが起業ではない。趣味や特技に特化したビジネスを「個人事業主」として始めることも可能だ。学生時代から登山やクライミングを趣味にしてきた海田勝氏(62)は、東京・板橋区でボルダリングジム「Nuts!」を2011年に開業した。
ボルダリングとは、室内の壁に作られた「ホールド」と呼ばれるカラフルな突起を、ロープやハーネスを使わずに登るスポーツだ。大がかりな道具などは必要なく、屋内で気軽に楽しめるスポーツとして若者を中心に人気となっている。
海田氏は舞踏俳優として活躍した後、舞台美術会社で舞台やコンサート会場の設営に携わってきたが、「50歳を過ぎて体力的にきつくなってきた」ために57歳で退職した。
「自分の老後のイメージとしては、のんびり座っていられる風呂屋の番台のオヤジのような仕事に憧れがありました。屋内ジムならその夢を仕事にできるのではないかと考えました」(海田氏)
※週刊ポスト2015年3月27日号
http://www.news-postseven.com/archives/20150321_310102.html