業績低迷が続く家電量販店最大手のヤマダが、旧M&Aコンサルティング(村上ファンド/2006年に解散)
の流れを汲くむ投資ファンド、エフィッシモ・キャピタル・マネージメントによる猛烈な株式買い占めに遭っている。
エフィッシモは、ニッポン放送やTBS、阪神電鉄の株式買い占めで一世を風靡した村上ファンドの
中核企業MACアセットマネジメントの元ファンドマネジャー、高坂卓志氏が06年6月にシンガポールで
立ち上げた投資ファンド。
これまで日産車体やセゾン情報システムズ、テーオーシーなど約15銘柄に投資してきた。
そのエフィッシモが次に照準を定めたのがヤマダだった。
エフィッシモによる株式買い占めが明らかになったのは14年10月下旬。その時点で持ち株比率は7.3%だった。
以後買い増しを続け、今年1月19日時点でヤマダの発行済み株式の13.16%を保有した。
自己株を除いた議決権ベースでは16.63%に増加し、現在は筆頭株主だ。
これに危機感を持ったのが、ヤマダ創業者である山田昇社長である。同社株式を買い増して、
2月24日時点で資産管理会社と合わせて発行済み株式の9.04%を保有していることが
大量保有の変更報告書で明らかになった。
14年9月末時点の持ち株比率は6.28%であり、5カ月間で3%弱買い増した計算になる。
以下略
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150321-00010000-bjournal-bus_all