【ロサンゼルス】近い将来、インターネットで買い物をする際、値段がどんなに高くても、代金を支払う時にほほ笑まなければならなくなるかもしれない。
少なくとも、中国の電子商取引最大手、阿里巴巴集団(アリババグループ)(BABA)が新たに開発した決済システムではそうなっている。
アリババの創業者である馬雲(ジャック・マー)会長は今週、新決済システム「スマイル・トゥ・ペイ」を発表した。これを使うと、パスワードなどのデジタルトークンを使わずに、顔認証技術によって本人確認ができる。
報道によると、馬氏はドイツ・ハノーバーで開催されている国際情報通信技術見本市「CeBIT」開会時のプレゼンテーションでこのシステムを披露し、
アリババの通販サイトで販売されていたビンテージ切手を購入する際にスマートフォンで自分撮りして代金を支払った。
新システムは、撮影された写真と、馬氏のアカウントとリンクされている保存済み画像を比較し、同一人物であることを確認したうえで支払いを承認した。
当然ながら、写真が盗まれたものではなく本人のものであることを確認する機能など、さまざまな安全機能が必要になる。
香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは17日付のスマイル・トゥ・ペイに関する記事で、これまでの顔認証技術への取り組みはバグに悩まされてきたと指摘した。
記事によると、アリババの広報担当者は、同社はスマイル・トゥ・ペイの開発に「極めて真剣に取り組んでいる」と述べた。発売日はまだ決まっていないが、アリババはまず中国で発売してから、それ以外の地域に投入する予定という。
アリババは、傘下の金融会社、浙江蟻小微金融服務集団(浙江アント・スモール・アンド・マイクロ・フィナンシャル・サービシズ・グループ)がスマイル・トゥ・ペイを開発していることを明らかにした。
一方、CNBCの報道によれば、アリババは音声認識技術のほか、「タトゥーや時にはペットをスキャンして」本人確認を行う技術を使った別の生体認証システムにも注目している。
http://jp.wsj.com/articles/SB11871187576556893798304580529272245525454?mod=WSJJP_hpp_RIGHTTopStoriesFirst
オナホを笑いながら買う未来…