元オウム真理教代表代行で、今は脱会している村岡達子氏(65)が日刊スポーツの取材に応えた。村岡氏は、地下鉄サリン事件から20年となる今年「初めて、本当にごめんなさいと、本心から思える気持ちになりました」と明かした。テロや殺人は「私は肯定しない」と断言。一方で、松本智津夫死刑囚(60=教祖名麻原彰晃)については「社会からは理解しづらいと思いますが私には恩師」と語る複雑な心情も告白した。現在の信者には「できるなら一度外に出て、見つめ直して」と呼びかけた。
「20年たって初めて、心から、ごめんなさい、できるなら献花をさせてほしい。そういう気持ちになれました。事件で苦しみ、大切な方を失い、悲しい思いをされた被害者の方、その方々につながるすべての方々に、ただただ、ごめんなさいと、今は本心から、そう思っています」。
西日本地方の町に1人で暮らす村岡氏は、夕方の公園で取材にそう答えた。
1987年。37歳の時、書店で松本死刑囚の著書を目にした。上智大を4年で中退し、結婚、離婚を経て、渡米。ベンチャー企業に勤めたが、本格的な米国移住を前に会社が倒産し、帰国したころだ。「また変な新興宗教だ」。そう思いながら本をめくった。生きるとは何か。少女時代から答えが見つからなかった問題。その時は「ここに答えが書いてある」と思った。
以下ソース
http://www.nikkansports.com/m/general/news/1449249_m.html?mode=all