米Microsoft Corporationは17日(現地時間、以下同)、
11日に公開したWindowsのセキュリティ更新プログラム「KB3033889」の修正版「KB3048778」を公開した。
現在、同社のサポートページからダウンロードできる。
「KB3033889」は、“Microsoft Text Services”に存在する脆弱性を修正するためのセキュリティ更新プログラム。
本脆弱性は現在サポート対象となっているすべてのバージョンのWindowsに影響し、
深刻度は“緊急”と評価されている。一刻も早い適用が望ましい。
しかし、日本語入力システム(IME)を利用した環境へ本更新プログラムを適用すると、
エクスプローラーの応答が停止したり、異常終了してしまう問題が公開直後より多数報告されていた。
この現象はWindows 8/Server 2012/8.1/Server 2012 R2でのみ発生するという。
今回公開された修正版では、この問題が解決されている。
修正版をダウンロードするには、
まずサポートページにある“修正プログラムをダウンロードできます”というリンクをクリックし、
ダウンロードページへ移動する。次に、ダウンロードページでインストール先の環境を選択し、
メールアドレスを入力して[リクエストを送信する]ボタンを押す。
すると、当該メールアドレスにダウンロードリンクが記載されたメールが送信される。
ダウンロードしたファイルは自己解凍式の書庫となっており、
適当なフォルダーへ解凍すればMSU形式の更新プログラムが現れる。
なお、適用した際はWindowsの再起動が必要。また、本番環境へインストールする際は、
事前のテストやバックアップが推奨されている。
http://www.forest.impress.co.jp/docs/news/20150318_693380.html
3033889 の更新プログラムと Windows のエクスプ ローラー、
日本語 IME を使用する一部のシステムで応答を停止するには
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3048778
マイクロソフト セキュリティ情報 MS15-020 - 緊急
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/security/MS15-020