【“完璧主義”は異常心理の入り口】
本著によれば、完璧主義とは「あらかじめ期待していたことを、その通りに行わないと、
すべてが台無しになったような失望や苦痛を感じる心理的なとらわれ」だという。
うまく機能すれば優れた向上心や高いパフォーマンスの原動力となり、学業、職業、家事や子育て
といった面で素晴らしい成果を収めることにつながるものの、その達成が困難な状況に置かれると
異常心理にも通じてしまう、言わば“諸刃の剣”なのだそう。
特に、仕事や対人関係、恋愛や子育てなど、本人の努力だけではどうにもならない要素を含む問題になると
壁にぶつかりやすく、完璧でありたいと思うあまり周囲をコントロールしようとする傾向があるそうだ。
そしてそれがかなわないと強いフラストレーションを抱えてしまい、うつ病、摂食障害、
境界性パーソナリティ障害ほか様々な精神障害のきっかけになったり、虐待や仕事中毒、
対人関係の破綻、自殺といった多くの問題行動の背景にも見出されたりすることが多いのだとか。
自分のやり方しか認められず、一切の妥協や曖昧さを受け入れることができない。
また、相手の間違いや欠点を許容できず、一度の過ちでも許せないと感じて一方的に関係を絶ってしまう…
そんな一面が身近な人に見られたら、問題が起きる前にカウンセラーなどに相談してみたほうが良いかもしれない。
抜粋してます
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150318-00006209-davinci-life