日本に蔓延する「中年童貞」 国力低下の一因にすらなり得る?
ノンフィクションライター中村淳彦氏の著書『ルポ 中年童貞』が話題だ。
本書によると、30歳以上の未婚男性のうち4人に1人が女性(セックス)を知らないという衝撃的な数字まで出ている。
知れば知るほど他人事とは思えないこのテーマについて、男女関係論専門のコラムニスト・勝部元気氏と、中村氏が対談する。
中村:少し話がそれるかもしれませんが、いまの若い人たちって「わかりやすい正論」だったり「ポエム」だったり、いわゆる「キレイごと」が非常に好きですよね。
たとえば、良好な人間関係を築くためには、態度の使い分けとか、隠しごとも必要悪として求められるようなところがあるじゃないですか。
そういう感覚は一方で、相手への気づかいだったり、会話の潤滑油だったりと、人間関係を円滑にする効果もある。
つまりは“清濁併せ呑む”ことが人間関係には不可欠なんだけど、それを忌み嫌って、安直な正論(ときには屁理屈)を並べ立てて理論武装したりする。
傷つくことを極端に恐れて、ものすごく空気を読んだりするくせに、内に秘めた思考はとんでもなく偏っていたりする人が、若い世代を中心に増えている印象があって。
勝部:だから、セックスのような清濁併せ呑む必要のあるものを避けたり、嫌悪したりするのかもしれませんね。どうしても密な人間関係が求められるし。
中村:そのあたりが、私の世代とは全然違うんですよね。
勝部:それにも理由があって、人間交流の場が昔よりも閉鎖的になったことが遠因のひとつなんじゃないかと、私は考えています。
小さいころから、いろいろな価値観に触れるような機会がないのは問題です。
昔は子育てに関しても、おじいちゃん、おばあちゃんだけでなく、近所のおばさん、面倒見のいいおじさんが介入してきたじゃないですか。
中村:そうですね。ただ、オートロック完備のマンションが増えて、子どもに携帯電話や防犯ブザーを持たせるのが当たり前のようになった現代だと、
そういう古き良きコミュニティありきの子育ては、やはり難しいですよ。
後略、以下ソースで
http://news.livedoor.com/article/detail/9891071/