キスシテ↑アゲナイ↓ #11

11番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2015/03/18(水) 18:39:40.34 ID:???

おれはやっぱこれが好き
このセンスほんと惜しい

ぼくはまっすぐに、わき目もふらずにライトノベルコーナーに向かいます。
そこには様々なライトノベルで溢れています。隅っこに”ゼロの使い魔”を発見!
困ったことに、棚にさされています。
危険信号!
本はおおよその場合”ひらづみ”でないと売れないのです。
直立不動で待ち続けます。そうこうするうちにお客さんがやってきます。
そこでいよいよ”販促”の開始です!本をパラパラとめくるお客さんに聞こえるか聞こえないかの声で、
小さく呟きます。
「ゼロ」
するとお客さんは、怪訝な顔で僕を見つめます。食いついてきました!そこですかさず、再び呟くのです。
「の使い魔」
僕は棚にさされたゼロの使い魔を取り出し、お客さんの前に突き出します!
「はい?」
「女の子。可愛い。犬。魔法」
そんな素敵ワードをサブリミナルのように呟きながら、
ぐっとお客さんの手に”ゼロの使い魔”を握らせます。
「な、なんですか?」
「いいから」
「よくないですよ。なんですかこれ」
「ゼロの使い魔」
「いやタイトル聞いてるわけじゃなくて」
「ルイズちゃん」
「何それ」
「出てくるから」
「だから・・・・・・」
「ルイズちゃん」
「あのね?」

「ル  イ  ズ  ち  ゃ  ん」

このような地道な努力が実を結び、ゼロは125万部を突破しました。
他の作家さんに真似されたら大変なので、あまり公にはできませんが・・・・・・。

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