経産省は2015年5月から来年2016年2月までの間、高速道路を利用するEVとプラグインハイブリッド車
4万台について「千円を超える高速料金は調査費という名目で補助する」という発表を行った。
8月までに限っては何km走ったって千円というから驚く。どうしてこういった補助を行うのか?
御存知の通り、経産省は急速充電器普及のため多額の予算を付けた。けれど期待以上に台数が増えない。
そこで高速道路のSAやPAに増設しようとしているのだけれど、中央道の談合坂SAや、東名道の海老名SAなど
一部を除き稼働率は低め。高速道路会社も増設に難色を示しているのだった。
ちなみに高速道路会社は国交省の管轄。経産省の増設依頼を鵜呑みに出来ない。
そこで実績を作って欲しい、ということになったのだろう。高速道路の充電器の稼働率が上がれば、
増設の根拠になります。
速道路の急速充電、稼働率が低い理由は
日産 リーフと国沢氏 http://fsv-image.autoc-one.jp/images/2112161/004_o.jpg
かといって現状だと稼働率低いまま。私もリーフを持っているけど、高速道路で充電しません。
なぜか?高速道路のSAを当てにしていくと、他のEVやプラグインハイブリッドが先客で居たらお手上げになってしまうからだ。
充電中1台+もう1台待機中というケースもあり、最短で30分待たなければならない。こうなると時間に余裕なければ無理。
そんなことからリーフで遠くにいかなくなった。
もう一つは充電料金。今まで無料または100円だった利用料金が大幅に上がった。
一回540円といったイメージ。こうなると急速充電器のお得意さんだったアウトランダーPHEVも充電の意味なし。
急速充電1回分=ガソリン代なら約500円。だったらワザワザ急速充電する必要もありません。
果たして、今回の調査費作戦は上手くいくのか?
大喜びするのはプラグインハイブリッド車です。EVからすれば、前述の通り高速道路の急速充電器は当てに出来ない。
したがって千円走り放題になったら、むしろ混雑する可能性大(特に土・日・休日は混むようになる)。少なくとも私は走らないだろう。
http://autoc-one.jp/nissan/leaf/special-2112157/