買ったら損する「キッチンツール」ワースト5
ムダなキッチンツール
「持っているだけで料理上手」は幻想だった!
数ある生活用品のジャンルの中でも「キッチンツール」ほど物欲を掻き立てるものはない。
次々と登場する革新的な家電やお助けアイテムについ手が伸びてしまう――という人も多いだろうが、さて、その中の「ハズレ」はどれだ!?
怒りのコメントが集中したのは「ノンオイルフライヤー」。
「とにかくうるさい」(38歳・男性)、「調理時間が長すぎて1回しか使っていない」(42歳・女性)、「網が簡単に外せない。網が細かすぎて洗えない。設計者は掃除をしたことがないのだろうか」(41歳・男性)……さんざんである。
「確かに周囲からそういう声を聞くことがあります。ノンオイルフライヤーで作ったフライドポテトは『じゃがポックル』みたいな食感なので“フライド”と言い切るのは強引な気もしますね」と話すのは、
フードアクティビストの松浦達也氏。
「買っても使わないキッチン家電として、よくフードプロセッサーの名前が挙がりますが、大家族で大量の玉ねぎをみじん切りしたいとか、ミートソースが好きでよく作る――といった明確な用途がある場合は非常に有用です。
一方で、(1)単一の機能しかなく、(2)結構な場所を取り、(3)そのくせほかの道具でも代替がきく――そんなアイテムの場合は、それを置けるほどキッチンが広いのかどうか、考えたほうがいいですね」
★SPA!が選ぶ「ムダなキッチンツール5」
●1位 ノンオイルフライヤー
「諸事情により揚げ物の摂取を制限されているが、病的なまでにフライドポテトが好きで、どんなものでもいいから代替え品が食べたい人」でもない限り使うメリットは薄い
●2位 ホームベーカリー
パン屋で買うよりおいしいパンが焼けるのかは微妙。焼き上がるタイミングで待機し、すばやく型から取り出す――など、地味な手間がボディブローのように効いてくる
●3位 百均のアイデアカッター
フライドポテトカッター、リンゴカッターなどがあるが、プラスチック製なので総じて非力で刃が素材(イモやリンゴ)に負ける。「切る」というより「むりやり割る」感じ
●4位 IH対応餅焼き網
IHのしくみからして「焼き網」という発想自体が大間違い。案の定「10分加熱しても芯は固いままで食えたもんじゃない」(41歳・男性)と大不評。フライパンで焼こうよ……
●5位 フードシュレッダー
スライスやみじん切りがラクにできるという触れ込みの“簡易フードプロセッサー”。各メーカーから数千円で出ているが、総じて玩具レベル。包丁の練習をしたほうがマシ
http://nikkan-spa.jp/815676