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絶滅危惧種に指定されている大型の猛禽類(もうきんるい)イヌワシの生息数が大幅に減少し、五百羽程度となっていることが
分かった。調査した日本イヌワシ研究会(事務局・東京)が明らかにした。過去三十三年でつがいの数は三分の二となり、
繁殖成功率も下がっている。
一九八六年以降、生息数は減り続けており、研究会の小沢俊樹会長は「餌不足で繁殖成功率が下がっているのが最大の問題だ。
種の存続の危機に直面している」と警鐘を鳴らしている。
(中略)
研究会は、環境変化による餌不足が成功率低下の要因になっていると分析。各地の森林は間伐などの手入れが不十分で植生が
過密なため、イヌワシが上空を飛びながら餌となるノウサギなどを見つけるのが難しく、生息数の減少につながっているという。
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