[ニューデリー 16日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は、世界的な景気回復が「あまりに鈍くぜい弱で不均衡」とし、国・地域によって金融政策に相違が見られ、金融市場のボラティリティにつながるリスクがあるとの見方を示した。
専務理事は講演で、今年3.5%、来年3.7%としている世界の成長率見通しを再確認。「危機後の成長率として見通していた水準よりも低い」と述べた。
その上で「先行きは、原油価格と金利が低水準なため一定の改善が見込まれるが、ぜい弱な世界的な景気回復への多大なリスが依然ある」と指摘した。
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