◆三カ月以上の滞納はブラックリスト入り
クレジットカードの「延滞」を安易に考えている人がいますが、三カ月以上滞納を続けるとブラックリストに載って
カードの利用ができなくなります。このブラックリストとはどういうものなのでしょうか。
◆事故情報のある人は審査でハネられます
個人信用情報機関に登録された事故情報はカードの申し込みに対する審査に利用されることになり、
その事故情報があると、いかなる理由があろうとも、ほとんどの金融機関やカード会社の審査で落とされてしまいます。
「返済を滞納し続ける人にはクレジットカードを利用する資格はない」ということなのです。
この事故情報が載ってしまうと、約5年間は登録が消されずに残ります。そのためにこの間はカードを利用したり、
新たにカードを作ったりすることが困難になります。また、無担保ローンや住宅ローンを組むことも相当厳しいと
思って間違いないでしょう。
しかし、その期間を経過すると、ブラック情報は消え、再びカードを作ったり、利用したりできるようになります。
◆「CIC」では、2年分の返済履歴が閲覧できます
ちなみに、個人信用情報機関「CIC」では、クレジットカードの返済履歴が、直近24カ月間保管され、
各月の状況はアルファベットの記号で表されます。例えば、「$」マークがつくと、約定返済日に
きちんと返したことを表しますが、「A」は遅延を表し、ハイフンや空白は登録がなかったことを示します。
このうち特に問題になるのは、「A」マークで、これが多いと延滞の多いルーズな人として信用度が下がります。
さらに、3カ月以上続けて延滞していると、開示票の上の方に「異動」と記録されます。
この「異動」が事故物件を意味する一般にいわれるブラックリストです。
◆ブラックリストに載っているかはこうして調べましょう
なお、ブラックリストに載っているかどうかを確かめるには、CICに問い合わせることです。
申し込めば、要望に応じて登録情報を確認することができます。
本人(代理人含む)以外の開示はできませんが、本人確認の書類(免許証など)があれば、
手数料500円で自分の情報を確認できます(インターネットおよび郵送の場合は1000円)。
自分のクレジットカードの返済履歴はもちろん、ブラックリストの有無、ローン残高、リボ払い残高なども
合わせて確認できます。
CICだけでなく、日本信用情報機構、全国銀行個人信用情報センターでも情報は開示されています。
一度、自分の信用情報を確認してみてはいかがでしょう。
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20150313-00000001-argent-column