USB 3.1の新機能は新型コネクタだけではなく強力な電力供給・AV機器接続なども
http://gigazine.net/news/20140403-usb-3-1/
リバーシブル端子がある
複数の端子形状が存在していた従来のUSBケーブルでは機器間の接続に支障をきたすこともあったためか、USB 3.1ではコネク
タ規格を新たに制定して両端で同じ形状のものを使うことに変更されました。さらに、小型化によりあらゆるデバイスとの接続を容易
にすることが狙いとされています。コネクタのサイズは最大で8.3×2.5mmとなり、表裏どちらでも挿すことができるリバーシブルタイプに
なることが発表済み。転送速度は5Gbpsと10Gbpsの2つの規格が存在している模様です。
USBだけで全ての周辺機器を接続
最大で10Gbpsの転送速度をいかし、PC周辺機器を全てUSB 3.1で接続するというコンセプト。従来から利用されていたキーボード
やマウス、外付けストレージなどの周辺機器の接続に加え、ネットワークやディスプレイ、オーディオ、そして電源周りまでもがUSB接続
で実現するという規格です。
最大100Wの電力供給が可能なUSB PD(Power Delivery)
すでにUSBケーブルを使った電力供給は実用化されていますが、USB 3.1に含まれるUSB PDではさらに大容量の電力を取り扱うことが
可能になります。最大で10Wまで供給可能でモバイル端末などへの給電が想定されるPROFILE 1から、100Wの電力を供給できるPRO
FILE 5まで5種類のプロファイルが制定されています。USBケーブルは従来のものとの互換性が保たれているようですが、PROFILE 4はMicro-USB端子、
PROFILE 5は通常サイズのUSB端子に限定されています。
AV機器をUSBで接続する「USB AV」
従来の専用ケーブルにかわり、映像や音声データをUSBケーブルで転送するのがUSB AVです。これを使うとマルチディスプレイ環境の
構築やプロジェクター接続などの際にも複数の種類のケーブルを用意する必要がなくなります。
9.8Gbpsの転送速度を持つUSB AVは、10.2GbpsのHDMI 1.4と同等の転送能力を備えており、4K/30fpsの映像まで対応が可能とのこと。