「踏切の実態見て対策を」=東武線事故10年で講演会-東京
東京都足立区の東武伊勢崎線竹ノ塚駅近くの踏切で2005年3月、係員のミスで遮断機が上がり、渡っていた4人が列車にはねられ死傷した事故から15日で10年となった。遺族らは現場で花を供え、黙とうして犠牲者を悼んだ。
これに先立つ講演会で、母を亡くした加山圭子さん(59)は「なぜ母が死んだかはっきりせず、釈然としない思いは踏切事故が繰り返されるたび強くなった」と主張。「毎年約100人が事故で亡くなる。各地の踏切の実態を把握し、安全対策を検討して」と訴えた。
作家の柳田邦男さんも、再発防止のためには、住民や被害者の目線に立った原因調査や対策が重要だと強調した。(2015/03/15-18:27)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2015031500152