中東のUAE=アラブ首長国連邦のドバイで、「わし」にカメラを取りつけて空から映像を撮影するイベントが行われ、大空を自由に飛び回るわしの視点から撮影された珍しい映像が話題を呼んでいます。
このイベントは、生息数が減少しているわしの保護に関心をもってもらおうと、14日、フランスで活動する動物の愛護団体がドバイで行いました。
背中に、重さ300グラムの小型カメラが取りつけられたわしは、高さ828メートルの世界で最も高いビル「ブルジュ・ハリファ」の先端から飛び立ちました。
映像は、大空を自由に飛び回るわしの視点から撮影され、高層ビルがそびえたつ砂漠の大都市ドバイの全景が捉えられています。わしは左右にゆっくりと旋回しながら地上で待っている飼い主を探します。そして、最後は鋭い風切り音を上げながら一気に急降下し、飼い主の腕へと戻りました。
主催した団体は、これまでにもパリのエッフェル塔などで同じようなイベントを行っていて、「空の空間は人間だけでなく貴重な鳥たちのためにもあることを知ってほしい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150315/k10010015911000.html