韓国ソウルで、超高層ビル「ロッテワールドタワー」の建設が進んでいるが、
下層部分ですでに開業しているショッピングモールやレジャー施設で客足が大きく落ち込み、
賃貸料の引き下げに追い込まれている。
背景には、304人の死者を出した昨年のフェリー転覆事故以降、韓国で安全性に過度に
神経質なムードが高まっているという事情がある。
隣接するモールで建設の不備が発見されたり、水族館からの水漏れや、
複合型映画館のスピーカーによる振動といったちょっとした問題にも安全性への懸念がクローズアップされている。
地上123階、高さ555メートルの「ロッテワールドタワー」は2016年に完成予定で、
完成すれば世界で6番目の高さとなる。
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPKBN0M90O720150313