元NHK経営委員の百田氏、最後の委員会で「もう一度参画したい」
NHKの経営委員を任期満了の2月末で退任した作家の百田尚樹氏が、最後に出席した2月24日の同委員会で「非常に力足らずでしたが、また機会がありましたら、もう一度参画させていただきたい」などとあいさつしていたことが13日、
同委員会の議事録で明らかになった。
議事録によると、百田氏は「NHKの国民に対する影響力などをあらためて感じた」と振り返った上で「中立性、公正、社会正義にのっとって、偏った思想に偏ることなく『世界に誇る放送局』になってほしい」などと注文を付けた。
百田氏は2013年11月に経営委員に就任。東京都知事選の応援演説で「南京大虐殺はなかった」と述べるなど政治的な問題発言を繰り返し、経営委員の資質を問う声が上がっていた。