宮城県大衡村の跡部昌洋村長(66)から性行為を強要された上、メールを執拗に送りつけられるなど
セクハラを受けたとして、村の女性職員が村長に1000万円の損害賠償を求める訴えを
近く仙台地裁に起こすことが12日、分かった。
代理人弁護士によると、現職首長に対するセクハラ訴訟は全国的にも極めて異例。
代理人らによると、跡部村長は昨年4月、県選出国会議員へのあいさつ回りで上京した際、
宿泊先のホテルで、同行した職員に性行為を迫った。
その後も、出張先や検査入院した病院の個室などで計10回以上、性行為を求めたという。
所有するアパートの合鍵を渡し、関係を強いる誓約書に署名、押印させたほか、「2人でお酒を飲もう」
「そのような態度では異動させる」といったメール約1500通を職員の携帯電話に送った。
職員がメールなどを無視すると、業務の決裁を拒否するなどした。職員は上司に相談したが
「聞かなかったことにしてほしい」などと取り合ってもらえなかったという。
跡部村長は10日の村議会3月定例会の一般質問で、「セクハラ行為をしていないか」との質問に対し、
「当然していない」と答弁。村側も「セクハラもパワハラも起きていない」と答えた。
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