がん診断、尿1滴で!=線虫の習性利用―10年後の実用化目指す #1

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2015/03/12(木) 06:04:01.41 ID:N/cevnuC

体長1ミリほどの線虫を使い、がんの有無を1滴の尿から高い精度で判別することに成功したと、
九州大などの研究チームが発表した。
早期のがんも発見でき、実用化されれば簡単で安くがん診断が可能になるという。
研究チームは「精度の向上などを進め、10年程度で実用化を目指したい」としている。
論文は11日付の米科学誌プロスワンに掲載された。

がん患者の呼気や尿には、特有のにおいがあることが知られており、「がん探知犬」を使った
診断手法が研究されている。しかし探知犬は育成に時間がかかり、普及には課題が多い。

九大の広津崇亮助教と伊万里有田共立病院(佐賀県有田町)の園田英人外科医長らの研究チームは、
体内に寄生した線虫アニサキスを手術で取り除こうとした際、未発見の胃がん部分に集まっていたことに着目した。

研究チームは、実験動物として使われる線虫C・エレガンスを用意。この線虫は
犬と同程度の嗅覚受容体を持ち、好きなにおいに集まり、嫌いなにおいから逃げる習性(走性行動)がある。
事前の実験で、がん細胞のにおいを好むことが分かった。

研究チームは健常者218人、がん患者24人の尿を採取。実験皿の上に1滴ずつ垂らし、
線虫の走性行動を調べた結果、健常者207人と、がん患者23人を正しく判定した。
がん患者をがんと診断できる確率は95.8%に達し、がんの種類や進行度にかかわらず判別できた。

血液を調べる腫瘍マーカーで、同じ患者らを検査した結果は16.2~25%だった。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2015031200036

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