「性奴隷である慰安婦の問題は解決されていない」 韓国女性大臣、国連委で日本を批判
【ニューヨーク=黒沢潤】韓国の金姫廷女性家族相は9日、国連本部で開催された「女性の地位に関する委員会」の会合で慰安婦問題に関して演説し、「必要な措置が講じられるべきだ」と述べ、名指しを避けつつも日本政府の対応を実質的に批判した。
金氏は、紛争時の性暴力を解決しようという国際社会の努力は実を結んでいると指摘する一方、「第2次世界大戦中の性奴隷である慰安婦の問題は、まだ解決されていない」と強調。
その上で、「過去の過ち」について必要な措置を講じることが重要と指摘するとともに、「悲劇が再び起きないよう、次世代に教育の機会を与える必要がある」と訴えた。
金氏はまた、韓国政府は女性の権利向上に全力を尽くしているとし、「私たちの親や非政府組織(NGO)と協調していく」と述べた。
http://www.sankei.com/world/news/150310/wor1503100024-n1.html