主人の死後、渋谷駅で10年間もその帰りを待ち続けたという忠犬ハチ公の新たな像が8日、東大農学部(東京都文京区)のキャンパス内にお目見えした。飼い主だった上野英三郎東京帝国大農学部教授に飛びつく場面を再現したもので、関係者は「大好きな教授にやっと会えて、うれしそうな表情だ」と目を細めた。
日本の農業土木学の創始者とされる上野教授の功績と、人と犬との愛情の深さを知ってもらおうと東大の有志が計画。1000万円を超える募金が集まり、ハチの80回目の命日である8日に除幕式を開いた。(共同)
http://mainichi.jp/select/news/20150309k0000m040069000c.html