魚食普及に力を入れる兵庫県香美町で7日、地元の水産加工品を売り出す「土曜お魚まつり」が開かれた。町内3カ所の会場に、地元業者自慢の逸品や新鮮な魚介類がずらりと並び、手頃な価格とあって多くの買い物客でにぎわった。
豊富な水産資源を地元住民にもっと食べてもらおうと、香住水産加工業協同組合(長一仁組合長)が毎年春と秋に開いている。11回目となる今回は、香住区香住の同組合上屋と村岡、小代両地域局前に延べ16店舗が出店。干しカレイや塩サバ、ニギスやベニズワイガニをはじめとする鮮魚、練り製品や珍味を出張販売した。
このうち小代地域局前には、荷台に加工品や鮮魚をぎっしりと積んだ軽トラックが集まった。午前8時の販売開始を待ちきれない客が大勢詰め掛け、まとめ買いする人も多かった。千円購入するごとに、岩のりが当たる抽選券が配られて好評だった。
小代区大谷の宮脇勤さん(79)は「安くて新鮮なので買い過ぎてしまう。見知った人が売りに来るのも良い。ずっと続けてもらいたい」と話していた。
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