埼玉県川島町の越辺おっぺ川で6日、胸にボウガンの矢が刺さったコハクチョウが見つかった。
保護した県東松山環境管理事務所によると、矢は胸から脚の付近まで貫通しており、自力で歩けず衰弱しているという。東松山署は鳥獣保護法違反の疑いで捜査を始めた。
同事務所によると、矢は長さ約55センチ。コハクチョウは体長約1メートル10の成鳥とみられ、右脚の骨が砕けていた。
コハクチョウは同日午前6時頃、通勤途中の女性(51)が見つけた。矢が刺さったまま川を飛び立ったが、夕方に戻ってきたところを同事務所職員に保護され、東松山市内の動物病院で治療を受けた。
同町によると、越辺川には昨年11月頃からコハクチョウなどが飛来し、ピーク時には約150羽がいたという。今は大半が飛び立ち、残っているのは約10羽だった。
2015年03月07日 07時48分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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