(スポーツ好奇心)奇抜なスタイル 角界に新風起こすか
大相撲界に新風を巻き起こすかもしれない。1890年創部の関学大相撲部から、史上初めて角界に飛び込む宇良和輝(4年)。
決して大きくない体で巨体を投げ飛ばすアクロバティックな技が得意だ。尊敬する小兵、元小結舞の海のような「技のデパート」と言われる力士を目指す。
自分の目の前にテレビカメラが10台以上、報道陣は約100人が並んだ。「ここまで注目してもらえるとは。2年で関取になれるように努力していきます」。
2月12日、宇良が母校の関学大で木瀬部屋への入門会見を開いた。
創部125年の関学大相撲部から史上初の力士になる。日本相撲協会によると、関西の大学出身者の角界入りは過去に26人(中退を含む)。
名門の近大が約7割で、他に同志社大や立命館大、関大からも力士が誕生した。
宇良が注目されるのは、関学大初だから、だけではない。近年の大相撲ではなかなか見られない奇手を得意としているからだ。
相手の懐に入って抱え上げて反りながら倒す「居反(いぞ)り」や、相手の片足を持ち上げてそのまま体を預けるようにして倒す「足取り」などアクロバティックな決まり手が得意。
師匠の木瀬親方(元幕内肥後ノ海)も「こんな相撲は見たことがない。このスタイルを変えずにやってほしい」と期待する。
ソース
http://www.asahi.com/articles/ASH2N3HMTH2NPTQP003.html