宮崎県日向市のコンビニエンスストア「セブンイレブン日向南町店」で販売されたおにぎりから、歯の詰め物のような金属製の異物が出たことが分かった。購入者の40代男性にけがはなく、セブンイレブン社と製造納入業者が25日、男性に「不快な思いをさせ、申し訳ない」と謝罪した。
同日、購入して食べた際に男性が見つけた。製造納入業者によると、異物は幅、長さとも1センチほど。おにぎりは鹿児島県内の工場で24日生産し、同日午後、鹿児島、宮崎両県のコンビニ店舗に納入された。
男性は「多くの人が購入する店舗で混入などがあっては困る。食べ物なのでチェックは厳重にしてほしい」と話している。
一方、業者は「工場の管理体制は厳正で、従業員にはマスク着用を徹底し、製品は全て金属探知機を通している」と説明するが、生産過程を改めて調査した上で、26日、保健所に異物混入を届けるという。セブンイレブン社は「混入の経緯を調べるのが第一。今回の連絡を受けてすぐに他店舗も調べたが混入事例はなかった。調査した上で、警察への相談も検討する」としている。【荒木勲】
http://mainichi.jp/select/news/20150226k0000m040174000c.html?inb=ra