メモを偽造と断定するこれが決定的な証拠!
家裁の審判の中で、Y弁護士から提出された、生前のたかじんとのやりとりなどを記した陳述書に、
極めて興味深い記述が残されていたのだ。
13年12月29日午後、東京・聖路加国際病院の病室にY弁護士を呼び出したたかじんは、彼に遺贈の意向を伝える。
そして前述のとおり大阪市に3億円、あかるクラブに2億円を寄付する意向を伝えた後、その他の寄付先について
こう語るのである。
〈日本盲導犬協会の大阪支部《あくまで大阪であること》に1億円寄付する、かつてABCのディレクターで
一緒に仕事をしていたM氏がやっている親のいない子供たちのための施設のA学園に1億円寄付する〉
(Y弁護士の陳述書より。原文では実名。以下同)
つまりこの時点で、たかじんの頭の中には寄付先に「桃山学院」の名前はなかった。
桃山学院が寄付先として登場するのは翌30日。29日深夜にY弁護士が遺贈先の現状をネット検索したところ、
M氏が11年4月にA学園を退任していたこと、日本盲導犬協会には大阪支部がないことが判明した。
そして翌30日、たかじんの病室を再び訪れたY弁護士が、前述の結果をたかじんに伝えると、
〈たかじんさんは、A学園と盲導犬協会の寄付はやめると仰り、それに代えて、自分がお世話になった
母校の桃山学院高校に1億円寄付するとのことでした〉と、ここで初めて、〈桃山学院〉の名前が出てくるのである。
そこでもう一度、「温井メモ」の、「家鋪隆仁」の署名の上に記された日付を見ていただきたい。
〈2013. 12. 23〉 寄付先に桃山学院の名前がのぼる、1週間前の日付である。
このメモが実際にたかじん本人が書いたものだとすれば、だ。彼は23日の時点で、自らの頭にもなかった寄付先に、
〈寄付受口になって〉もらうようお願いし、さらには、さくらの生活が困るようならその1億円を、
彼女に〈戻してやってほしい〉と依頼していることになる。どう考えてもあり得ない話だろう。
これらの根拠に基づき、取材班はこの「温井メモ」が何者かによって捏造されたものと断定する。
だからと言って、さくらが「生前のたかじんが書いた」と、まるでイタコのように持ち出してくるメモのすべてが
「偽造、あるいは捏造されたもの」と言うわけではない。
が、驚くべきことに、さくらはこの「温井メモ」を『殉愛』の宣伝材料として前述の「金スマ」に提供しただけではなく、
実際に温井校長に示して、桃山学院に遺贈されるはずの1億円の寄付金を回収しようとしていたのだ。
抜粋してます.
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150223-00010000-takaraj-soci