洛陽工業高(京都市南区)と伏見工業高(伏見区)が統合して2016年4月に開校予定の新工業高の制服がこのほど決まった。少女漫画雑誌とタイアップして検討を重ねており、デザインを考えた下京区在住の人気女性漫画家佐藤ざくりさんは「男子のイメージが強い工業高だからこそ、かわいい制服にこだわった。女子もたくさん入学してほしい」と期待を込めている。
制服は、男女ともブレザーで、女子生徒は襟やポケットに白いラインが入る紺色のブレザーに赤いリボンを着け、スカートはピンクと白のチェック柄になっている。男子生徒はラインがグレーになり、ズボンもグレー。
佐藤さんが、雑誌「マーガレット」で連載する「たいへんよくできました。」の登場人物が着る制服のデザインを基にした。実際に3種類が試作され、どれを採用するか検討が続けられていた。
23日、中京区の市役所を訪れ、制服の決定を報告した佐藤さんは「生徒が着ている姿を見るのが、すごく楽しみ。殻にこもらず伸び伸びした高校生活を送ってほしい」と笑顔で話した。
デザインは、2月20日発売のマーガレット6号に掲載されている。
そーすhttp://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20150224000072