富士山入山料の試験徴収が終了、『1人1000円』では登山者抑制には繋がらず、10日で3400万 #1

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2013/08/04(日) 19:25:54.00 ID:7hGhKUOf

来夏の本格導入に向けた富士山入山料(1人1000円)の試験徴収が3日、終了した。7月25日からの10日間で3000万円以上が集まり、登山者からは「もっと高くしてもいい」など肯定的な意見が目立った。
世界遺産登録で登山者が増加し、環境保全を徹底するための徴収だが、専門家は登山者抑制に効果を得るためには「1人7000円」と試算している。
山梨、静岡両県は、10日間で徴収に応じたのは3万4327人で、金額は計3412万9822円だったと発表した。
「大勢の方が好意的に受け止めてくれた」。山梨県の横内正明知事は開始4日目に登山道を視察した際に手応えを実感。登山者からも「1000円なら喜んで払う」「もっと高くてもいいのでは」と肯定的な声が目立った。両県は「環境保全の資金確保」を目的としており、試験徴収期間中に寄せられた登山者の意見を今後参考にする。
一方、集まったお金の使途は未定のままで、来夏まで保管して使い道を検討するという。栗山浩一京都大教授(環境経済学)は「明確な目的がなくお金を取るのでは登山者が不信感を抱きかねない」。尾形好雄日本山岳協会専務理事も「もっと早くから使途や徴収方法を議論するべきだった」と苦言を呈する。
徴収方法にも課題が残った。山梨県は「任意なので、徴収を呼び掛けていいのか判断が難しかった」と話す。そのため何をしているのか気付かない登山客や、外国語の案内がないため素通りする外国人も多かった。

1000円という金額を疑問視する声もあり、入山者抑制への効果も不明だ。世界の著名な山の登山料は、おおむねもっと高額。日本山岳協会によると、エベレストにネパール側から入山する場合、1人1万ドル約100万円)以上が必要で、アフリカ最高峰キリマンジャロでも70ドル(約7000円)掛かるという。
国内では、世界自然遺産の屋久島(鹿児島県)でも任意の協力金500円を集めているが、栗山教授によると、払っているのは来訪者の4割にとどまるという。栗山教授は「任意では集まりづらい」と話し、登山者数抑制に効果がある金額として「1人7000円」を試算している。
≪過去最高ペース≫環境省が1日に発表した7月1~21日の富士山の登山者は、昨年同期より35%増の7万9057人。統計開始した05年以降最高で、登山シーズン(7月1日~8月31日)で最多だった約32万人を上回るペースとなって

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