NTTドコモは、LTE方式による通信サービス「Xi」について、今年度中にも東京・名古屋・大阪において、
下り最大150Mbpsのデータ通信サービスを提供する。
Xiは2010年12月、下り最大37.5Mbps(一部屋内で下り最大75Mbps)でスタートした。その後、
徐々に速度の向上が図られ、地方都市では下り112.5Mbps(1.5GHz帯、15MHz幅)で
サービスを提供しているところもあるが、東名阪については、利用できる周波数帯に限りがあるため、
地方よりもスピードアップが難しい状況が続いていた。
ドコモでは4月下旬の決算説明会で、下り最大150Mbpsのサービスそのものは、2013年度中に導入するとしていたが、
15日の夏モデル発表会において、東名阪で提供される方針が明らかにされた。
利用する周波数帯はまだ確定していないが、発表会会場の担当者によれば、これまでFOMAで用いている1.7GHz帯、
20MHz幅をLTEへ転用することが見込まれているとのこと。各地での1.7GHz帯での通信量の状況を見ながら、
LTEサービスを導入していく形になるという。
ドコモでは今回、Xiネットワークの強化をアピール。基地局数については、2012年度末(2013年3月)時点では
2万4400局だったXiの基地局を、1年後の2013年度末までに5万局へ倍増させる。
今夏には富士山もXiのエリアとして整備される予定。
当初は2GHz帯だけでスタートしたXiは、2012年11月から、1.5GHz帯と800MHz帯でも提供されている。このうち
1.5GHz帯による下り最大112.5Mbps対応エリアは、2012年12月時点で「2013年6月末には52都市以上」と
計画されていたが、前倒しされ、今回「2013年6月末には100都市以上」に変更された。
また、東京