グラフィックの進化で驚きを与えることはもはや難しい――『グランツーリスモ6』山内さんインタビュー
http://news.dengeki.com/elem/000/000/639/639068/
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――プレゼンテーションでおっしゃっていた“拡張性”について、具体的に教えてください。
山内:拡張性というのは、まず1つ目として“マルチデバイス”への対応があります。
これはクライアントだけでなくて、サーバー側についても同様に含まれます。
さらに今年の冬にはPS3向けとして『グランツーリスモ6』を発売するように進めていますが、
その後にPS4バージョンも計画にはあります。そういった拡張性という意味もあります。
まずPS3版で遊んでいただき、毎月のアップデートも含めて楽しんでもらう。
そうしてプレイヤーの皆さんがPS3版を遊び尽くしたあたりで、PS4版が自然と登場するという形が理想的かなと思います。
――グラフィックの技術がどんどん向上して、多少綺麗になったくらいではユーザーはあまり驚かなくなってきた気がします。『グランツーリスモ』で驚きを与えたい部分はどこにありますか?
山内:これはレースゲームに限らずなのですが、ハードウェアが向上して素人目には何が変わったのかわからない、
ということは実際に今起きていることだと思います。
もちろん、グラフィックを制作している側から見ると「ここがこう変わった」というポイントはわかります。
ただ、普通のゲーマーに“これがPS3のグラフィック”、“これがPS4のグラフィック”と見せても、
「微妙な違い」と言われてしまう時代はもう来ていると