「万葉集」には「若の浦に潮満ち来れば潟を無み葦辺をさして鶴(たづ)鳴き渡る」のように"たづ"の名で知られ、俗語としては"つる"が使われていた。
名前の由来は、群れの意をもつ朝鮮語のツルミからという説、つるまずに子を生むという意からという説、つらなり飛ぶところから、ツラナル(列なる)の意からという説、他の鳥から優(すぐ)れて大きいことから、スグルの略からきたという説、或いは首が長いことからツツラ(蔦)がなまったという説などある。
また大言海は「声をもって名とす。古今集注に我名をなくなり」とあることから、その鳴き声(ここでいう鶴は代表種のタンチョウとされている)からとする説がある。
鶴、カメの寿命には諸説があり、ギネスブックで飼育下のソデクロヅルが62年生きたと載っているそうであるが、ツルは2,30年から長くて60年、亀は150年といわれている。