67 :名無しさん :2008/08/12(火) 01:01:27
岸田の博士号だとかの疑惑は、 『幻想に生きる親子たち』の「虐待事件」に、 顛末が全部書いてある。
ストラスブール大学大学院に提出した博士論文は、口頭審査が行われ指導教授が通してくれたので、岸田は学位を取得出来たと思い、日本に戻った後博士と称していた。
それから20年後、再びストラスブールに行き1年あまり滞在していたとき、ストラスブール大学で本学の博士号取得者という触れ込みで講演したが、ある人から博士号取得者の名簿に岸田の名前が無いと知らされた。
論文を提出させておいて、不合格にすることはまずありえないと岸田は思い戸惑ったみたい。
岸田の推測によると、指導教授は実験や調査の資料に裏付けのない岸田の論文を読んで、とても合格させることは出来ないと思ったが、 遠いアジアから来て拙いフランス語で苦労して論文を書いたので、口頭審査で不合格と言うのが忍びなく曖昧にごまかした為、はっきりと不合格と言われなかったことで岸田が合格したと錯覚した。
あるいは、合格と言ったあと考え直して、指導教授は大学当局に岸田の論文を合格と届けなかった。
一応、岸田は当時の指導教授に確認しようとしたが、すでに退任していて、ある教授にこの指導教授の住所を尋ねてみたが、判らないといわれたので、面倒くさくなってそれっきりらしい。
この指導教授の名前は本に明記してるので、他人でも本気で捜せば見つかるかもしれんが、岸田の年齢を考えると、既にこの人は故人になってる可能性が高いね。 真相はもう判らないかも。