東川町の特養、インドネシア人介護士で存続 支援策に賛否
北海道東川町は日本人介護士の離職が続き、高齢者のための特別養護老人ホームが危機に陥っていたが、上川管内の独自支援でインドネシアなどから留学生を受け入れ、存続させた。留学生1人あたり最大370万円の支援で学費や生活費をカバーし、卒業後5年間道内施設で働く条件だ。初任給月16万円以上はインドネシア平均の4倍で、利用者家族からも「まじめで働き者」と好評。一方、支援額の高さや日本人給与の低さを指摘する批判もあり、介護報酬改善の必要性が浮き彫りになっている。