安倍元首相銃撃裁判 第5回公判で被告宅捜索詳細判明 警察官「テロリストのアジトのよう」
奈良地裁で安倍晋三元首相銃撃事件の第5回公判が開かれ、被告山上徹也容疑者の自宅捜索を担当した警察官が証言した。室内には手製銃器6丁や火薬約2キログラムなどが散乱し、武器製造の工房のような状態だったと述べ、検察側はこの証言を被告の計画性を示す証拠として位置づけている。弁護側は警察官の「テロリストのアジト」という表現の定義を追及し、公判の緊張を高めた。事件は2022年7月8日に奈良市で発生し、山上被告は統一教会への恨みを動機に殺人罪などで起訴されている。