中国、再び日本産水産物輸入停止 ホタテ業者は冷静対応
11月19日に政府間やり取りで明らかになったこの措置を受け、札幌の水産卸「進風」の桶矢妃さんは、中国向け輸出の9割を国内の飲食店やホテルへ切り替え、今では安定供給できていると話す。2023年の中国輸出シェアは37.6%からゼロになったが、国内販売は69%から89%へ急増し、米国や東南アジアへの輸出も拡大して全体額は0.9%増えた。業界全体で販路多様化の成果が出ていて、政府も支援を検討中。一部業者は長期化を懸念するが、リスク分散の重要性が改めて示された。