認定NPOフローレンス、公金施設に根抵当権設定で違法状態認め謝罪
認定NPO法人フローレンスは、渋谷区の補助金約1億2000万円で2020年に建設した病児保育施設を担保に、三菱UFJ銀行から5000万円の融資を受け根抵当権を設定したことが補助金条件に違反する違法状態だったと認め、11月15日に謝罪した。行政の条件では公的資金の資産に担保を設定する場合、抵当権に限定され保育事業のみに使用する必要があるが、根抵当権は繰り返し融資が可能で他の用途に流用できる性質を持つため問題となった。フローレンスの赤坂緑代表理事は根抵当権と抵当権の違いを十分理解していなかったと説明し、渋谷区も根抵当権の設定を知らなかったと表明した。