瀬戸内海の広島県で牡蠣大量死が発生
瀬戸内海のカキ養殖場で深刻な大量死が発生しており、特に広島県は国内生産量の60%を担う。中部および東部地域では、カキの60~90%が死滅した。鈴木憲和農林水産大臣は11月19日、東広島市の被災地を視察し、死んだカキを処理。原因究明と、影響を受けた事業者への支援を約束した。9月の水温が平年より2.4℃も上昇し、塩分濃度も上昇したという記録的な事態だ。危機は岡山県と兵庫県にも及んでおり、各県知事は、冬のカキ不足が迫る中、カキ産業を守るため、財政支援や観光促進策などの支援策を発表した。