地球にいいこと人にいいことを考える
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日本から飛行機を乗り継ぐことおよそ20時間オーストラリア最南端海に潜る森ですね日本の海藻とは違うスケールオーストラリア南部の海岸線にはこうした海藻が8000キロにわたって生い茂っている海藻は二酸化炭素を吸収する温暖化対策の切り札として注目されているしかしいま危機が訪れていた少し離れた場所で潜ってみると海藻が消え岩肌があらわに磯焼けだショックな光景でした磯焼けが南半球でも起きている潜った海に広がっていたのはまさに海の森大きいもので40メートルを超える大型の海藻ジャイアントケルプ日本の海藻を海のゆりかごって呼ぶオーストラリアでは海のタワーマンションこの海の森が多くの生き物を育んできたさらにこうした海藻は温暖化の原因となる二酸化炭素を吸収する大きな役割を担っているしかし少し離れた場所に移動すると景色が一変した海の森が減ってしまっている海藻がない海の砂漠化ともいわれる磯焼けだこの周辺の海の森はほとんど失われてしまった95%以上が消失してしまったんだその大きな原因のひとつがウニ磯焼けが起きている海の底に大量のウニが生息していた日本や世界各地で問題となっているウニによる磯焼けとは地球温暖化などによる環境の変化で周辺ではウニの数が増加さらに海水温が上昇したことでウニが食欲旺盛になりエサである海藻を食べつくしているのだ日本では高級食材のウニしかしオーストラリアではこれまで手つかずのままだったいったいなぜなのかタスマニアで30年以上鮮魚店を営む人に聞くとこのあたりの店で売るようなものじゃないと話す食べ物じゃなくて何に見える?どちらかといえば厄介者かなこの国ではウニを食べる習慣がなかったそこで白羽の矢が立ったのが岩手県でウニを加工販売する会社を経営独自の技術で磯焼けの解決に取り組んできた人物だ磯焼けに悩む政府から協力を要請されたというきっかけは3年前にウニ対策のシンポジウムがあった政府主導でやっていた海藻を守るためにもまずはウニをとって食べてほしいそう考えたがウニの加工技術がほとんどないウニを食べないオーストラリアには加工する技術も工場もなかったそこで岩手で培ったノウハウを持ち込み現地企業と共同で水産加工会社を設立大きさは日本でとれるウニのおよそ4倍これをみんなで食べてもっと海藻を増やしていこうとそんな取り組みにつながっていますそしてもうひとつ政府が目を付けたとっておきの日本の技術が磯