古代ローマの歴史建国から分裂そして滅亡までをわかりやすく解説
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古代ローマの歴史を建国から東西分裂そして滅亡に至るまで一気に解説していきますローマが建国されたのは紀元前７５３年建国の王は狼の乳を飲んで育ったロムルスという人物ですロムルスは双子の兄弟のレムスと共に成長し力を合わせて国家づくりを行いましたしかし仲の良かったロムルスとレムスは次第に対立していくようになっていきついにロムルスはレムスを殺してしまいますロムルスは国名を自分の名前にちなんでローマと名付けて盛大な建国式典を行います初期のローマは王制で七代に渡って王が君臨することになりますしかし七代目の王のタルクニュウスの時にローマの王制は揺れることになりますきっかけはタルクニュウスの息子がある男性の妻を強姦したことにありましたこの事件が世にばれると王家に対する民衆の怒りが大きくなり王家を追放しますこれによって約２５０年間続いたローマの王制期が終了しますこのあとローマは王という単独の支配者を嫌うようになり王に変わるものとして任期一年限りの指導者である執政官を二人配置して政治を行うようになりますここから共和制ローマの時代が始まります共和制ローマの政治の特徴は独裁者を作らなかったことにあります二人の執政官を置きその執政官に助言する元老院執政官を選出する民会の政治機関を置き絶妙なバランスで国の運営を行っていきました誰か一人が圧倒的な権力を持つことはなく国家としては良いバランスを保っていました共和制に移行した後のローマは周辺諸国と戦いどんどん領土を広げていくことになります紀元前３世紀にはイタリア半島全域を征服し終えることになりましたしかしその後ローマは地中海の支配権を巡ってカルタゴという都市と大きな戦争を行うことになりますこの戦争はポエニ戦争と呼ばれ三回に渡って行われることになります第一次ポエニ戦争はカルタゴとローマの間にあるシチリア島を巡って行われることになりました第一次ポエニ戦争はローマの勝利で終結することになりますこの２０年後カルタゴがローマに復讐する形で第二次ポエニ戦争が始まりますこのときカルタゴの軍隊を率いたのがハンニバルですハンニバルによるローマ侵攻は凄まじいものでした約６万人の兵と３７頭の象を率いてアルプス山脈を越えローマに攻め込むという信じられない策を強行しましたアルプス山脈越えは過酷なものでありましたがローマにとっては想定外の侵入ルートであったため対応が遅れてしまいま