ようなものであったかを後になって気づいて後悔するのは嫌だから太平洋を間において日本を観察しているがこのファシズムの不吉な胎動は気がかりでならないこのときの日本は石油ショックの混乱で大騒ぎしていたが小泉純一郎はようやく1年生議員になったばかりであり福田赳夫や中曽根康弘が天下を狙っていた本書のほとんどは2005年の夏の始まる頃までに書き上げておりそんなところに郵政解散による選挙の椿事が起き選挙の結果を見て加筆してそれから出版しようという話になった訂正が終わり全体ができた段階で再びはじめにを読んで驚いた選挙結果の追加だけで書き直す必要がなく状況はさらに悪化していたからだそれは編集長が着眼した日本の病理の診断と私が人材枯渇と育成の問題こそ本書の中心テーマだと設定した路線が正しかったと証明していた政策を忘れて政局のレベルで動く日本は新登場した未分化で幼稚な小泉チルドレンにより今後はより劣悪な小泉劇場が続きワルプルギスの夜の狼籍は嵐の曙まで続くだろうそんなとき襲来したハリケーンの惨事があった人々が逃げ惑いアメリカ人が誇った生活の家や財産を放棄し生命こそが価値の中心だとする現場を目撃して政治を間違えた覇権国家アメリカの正体を見たそして私ははじめにで書いたことが本論で故国の同胞に伝えるべきメッセージでありと痛感した