じゃなきゃ大統領になるわけがないトランプの背後には絶対的な勢力がいる実はアメリカのエリートそのものが分裂したんだと彼らはどのように見てるかというとネオコンと軍産系にアメリカの外交政策をまかせた結果ロシア敵視策がいきすぎてしまったその結果中国とイランとの同盟のほうに追いやってしまったそしてロシアと中国の同盟を中心とした強力なユーラシア経済圏ができつつあるそれからアメリカは完璧に排除されたアメリカ覇権の喪失を促進させてしまったのがネオコン型の外交政策だったそういう大きな反省があるそれを逆転するためにはロシアに手を差し伸べてアメリカがロシアを抱き込まなければならないそして中国とロシアとイランを分裂させる上海協力機構というのがありますがそこに結集しているロシアと中国などの同盟関係の勢いを削ぐそういう政権を作るためにはどうしたらいいか没落した中産階層の怒りをリソースとして使いのが一番いいだろうとトランプ政権はそれででき上がった政権なんだというわけですだから反エリートでも何でもないだから最終的にトランプの背後の作り出した傀儡政権みたいなものである外交政策はバランスオブパワーということを前提にしながらアメリカの覇権の維持を担う70年代に何をやったかアメリカが中国を抱き込むことによってソビエトから引き離すそれと同じことを今度は中国に対してやろうとしているすなわちロシアを抱き込むことによって中国を孤立化させて中国の力を削ごうとしているだから前の均衡理論バランスオブパワー地政学による同じストラテジーを今度は中国に適用しようとしているだけだそれを実行するための政権がトランプ政権だということです4つくらいあるエリート層の分裂に基づくある種の巻き返しの結果できた政権だというのがエングドールの見立てこの見方というのは日本でもあまり出てませんほとんど一揆政権という見方が中心なので先のエングドールの図式は今アメリカ国内ではだんだん拡がりつつありますねやっぱりそうだったのかとそれで第3の図式というのが簡単にいえばアメリカのどの政権でも最大の課題になっているのはアメリカの世界覇権の維持であるこれは絶対的な命題であるしかしながらアメリカは今世界覇権を維持できる状態にはないなぜなら軍事テクノロジーでロシアに負けたそれを証明するレポートが出てきていてCSIS(戦略国際問題研究所)ってありますねあの出先機関みたいなものでCNAS(新アメリカ安全保障センター