情報処理種:通称紡輪者オヴニル
念話中継や情報インフラそして交渉事を担当しますいわゆる連絡係であり情報工作員であり占い師(情報収集者)ですオヴニルとは北欧神話にて世界樹ユグドラシルの枝をかじる蛇達の1匹でその名は輪を作るものという意味です(絆を紡ぐものだという説もあり)オーディンの異名の一つでもありますこの種族はヘビ人間の知性退化を食い止めるために集合知へのアクセス能力を強化された種族です超時空的な念話能力を持ちこれは異界通信や予知能力としても機能します彼らの組織内には天啓や予知夢や普遍的無意識への潜行なども織り交ぜながら世界の異変を事前察知する予知専門部署さえあります代表例は夢の織手ドラウムニョルンという組織で北欧神話の小人が使う夜の異名を冠していますこれは宗教組織やドリームランド(のような人間の精神領域に関連する隣接世界)の監視誘導役も兼ねていますこの種族は蛇神イグの娘の霊的遺伝子が混ざっていますそれにより他者への憑依能力や寄生能力(自身のコアまたは端末を人間の体内に宿らせます)を獲得していますこの種族は様々な情報インフラを担う役割を持ちます時には集合知の分割サーバーとなったりハッキングや精神的ウイルスと戦うこともあるでしょう各セクションや組織外との仲介として奔走することもあります情報は経済的な武器でもあるため組織の資金繰りや情報操作を兼ねた組織もあります例えば資金運用を担当する吝嗇家の滝という組織があります
特殊戦闘種:通称制圧者スヴァーヴニル
暗殺や同族殺し(裏切者の処刑など)を担当しますいわゆる始末屋ですスヴァーヴニルとは北欧神話にて世界樹ユグドラシルの枝をかじる蛇達の1匹でその名は眠らせるものという意味です(殺すものだという説もあり)この改造亜種は生まれながらのハンターです通常生み出される際に仮想敵の天敵となる能力や霊的因子を組み込まれます後天的にも調整は可能ですが定期的かつ高度なメンテナンスを必要とします特定の怪異への特効能力を発揮する様はまさに討伐者と言ったところですがその牙は必要とあらば同族にも発揮されます彼らは裏切者の処刑も担っているのです特に蛇神イグの敵勢力や他宗教へ変節者や棄教者には容赦がありませんこの種族は人類にとっての事件解決屋にもなりえますしかしそれは自勢力にとって目障りな事象を外科的手段で取り除いているにすぎませんまた事件に挑む時には他分野(他種族)のエキスパートとチームを組むことも多々あります(そしてその際はパーティのアタッカーを担当することになるでしょう)
来歴不明種:通称未詳者グラーバク
いわゆるその他のカテゴリーにある改造種ですグラーバクとは北欧神話にて世界樹ユグドラシルの枝をかじる蛇達の1匹でその名は灰色の背という意味です(あいまいな背景という説もあり)ヘビ人間の魔術と科学の産物は実に様々ですそして自種族の呪いとも呼べる退化劣化を食い止めるために多種多様なアプローチが試みられましたそれらは同時に多くの失敗や副産物が出たことを意味します例えば彼らに品種改造された後に管理から外れた亜種族がいます制御不能になった原因は色々ですが主に計画頓挫した後に処理されなかった遺物行方不明の実験体の末裔異界への流民集合知からこぼれ落ちた技術産物などなのが原因ですヘビ人間の来歴不明種はそういったよくわかっていない(わからなくなった)亜種族の総称です彼らは基本的にヘビ人間の主な集合知からはスタンドアローンですあるいは新たに独立して生じた集合知に属していたりしますいずれにしてもヘビ人間は彼ら(の有益な成果)に気づ