通常種
本来のヘビ人間や退化種からの先祖返りですその活動影響範囲の広さから探索者が彼らの計画に接する機会は(気づくかどうかはさておき)多いことでしょう特に神話や魔術や医学薬学生物工学が絡む事件には彼らの影響力が見え隠れします
スリーパー
クトゥルフ神話において何千年も眠りについていたヘビ人間の強力な魔術師ですあるものは不滅であったり現代に目覚めた転生体だったり人間が転化した(または人間の体を乗っ取った)ものだったりしますいずれにしても彼らは非常に強力な魔術を扱えヘビ人間の指導者となりえる存在ですスリーパーに限らずヘビ人間はもともと恒温動物で視力は極めて優れ特に動体視力と赤外線知覚が発達しています嗅覚はヤコブソン器官を備え二股に分かれた舌を使い臭いを立体視で味わい判別できますスリーパーはこういった基礎能力を常動型魔法でさらに強化していることが多いですスリーパーの魔術は亜神の領域にまで踏み込んでおりあらゆる呪文や魔法関連選択ルールを用いれます多くの禁断魔術も消費を気にせず行使できますスリーパーにとってすべての魔法関連性質を自身の流派によるものとして扱えますまた魔術師として階級が他流派のもの以上であれば他流派の奥義魔法を取得できます人間の形態に変化する能力や殺害された死者を使役したり死者を操る能力はヘビ人間にとっては最も一般的な魔法能力ですまた錬金術科学怪技術の秘技もスリーパーが持つ大きな武器です彼らが生み出したり使役していたクリーチャーも多く存在しますなおスリーパーにも過激派はおり彼らは終末の時が近づいていると考え早急に第三にして最後の帝国を築く意思を持っています(第一帝国は超大陸パンゲイア第二帝国はトゥーレ大陸のヴァルーシア)ヘビ人間でもこのスリーパーが最も危険な存在とされます今日では蛇の母が蛇神イグの司祭でも最も強力な存在の一人とされていますがそれがスリーパーなのかまた別の存在かは不明です一部のヘビ人間はイグ以外の蛇に似た神暗きハン蛇の髭を持つバイアティスを崇めていることもあります