マヤカレンダー(4)
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コルマンのいう通りNight4までは大きな事件や災害はマヤカレンダーの変化と安定のリズムに沿って発生したではDay5以降は何が実際に起こるのだろうかこれを探るためには第8サイクルが何をわれわれにもたらすのかより詳しく考察しなくてはならないコルマンの解釈では意識の進化の予定表を表したのがマヤカレンダーであるそれは多細胞生物の生成から開始し物質文明と物質的価値観の発展を通過しながら最終的には人間がもともと持っている自らの精神的な存在の姿を具現してゆく過程であるコルマンによるとこの意味では第8サイクルは物質を中心とした世界観からスピリチュアルな精神的な世界観へのシフトが進みその速度が過激なまでに早まる時期だとされるここで重要なことはこのシフトは精神的なものの変化に止まらないということだ意識の進化は現実の世界を変化させる人類の意識変化にともない現実世界がそれに合致した形にいっしょに進化するということだしたがって第8サイクルのDaysとNightsの変化のリズムは意識の覚醒とともに引き起こされる現実世界の変化をも示しているむしろ反対に現実世界の変化を通してわれわれの意識が大きく変化したことを気づくようになるのだと思うコルマンはこうしたシフトの意味を説明するために左脳と右脳の機能の相違を比喩的に用いる周知のように左脳は別名言語脳といわれるようにものごとを分析的論理的に理解しながら個々の部分の総和として全体を理解する機能を担当し反対に右脳は直観的にものごとの意味を把握し一挙に全体像を捉えてしまう全体知を司るとされるコルマンは権力や階層秩序そして経済成長や物質的豊かさや科学技術の発達を実現した現代の文明は左脳の父性的な機能に特化しこれに極端に偏った文明であると理解している人間の能力や世界の見方を左脳を中心にして統合しているのが現代の特徴だということだコルマンによれば左脳を中心とした父性の統合原理がはじめて出現したのは5116年前に始まった第6サイクルであるということだ第6サイクルは文字金属階層的な社会秩序国家大規模戦争経済成長科学技術の発展をもたらしたサイクルである左脳の分析的な機能を強化することでこれらの発達が可能になったということだ左脳的な能力の強化は第7サイクルまで続くだがいまわれわれがいる第8サイクルから統合の原理が対極にある母性的な右脳の原理に移行しそれにともない人間の新たな精神性が出現するというのが第8サイクルの意味なのだこの移行に伴い左脳を中心とした現在の世界のありようも右脳の母性的統合原理を基づいた新しい精神性に合致したものへと急速に形を変えざるを得なくなるのが第8サイクルであるコルマンは左脳原理は世界の特定の地域に局在しており左脳の統合原理支配的な時代にはこの地域が繁栄して主導権を握るが母性的な右脳原理が主流になるにしたがって世界を主導する地域も根本的に変化するだろうと考えている左脳原理の地域は欧米を中心とした西欧であり右脳原理の場所は中国やインドなど東洋の精神文明であるとしているさらにこの変化はわれわれ個々人の精神的な変化を伴いながら進展するとされる世界の秩序の変化と個人の精神性の変化はそのままリンクしているということなのだしたがって第8サイクルの進展は次の2つのことを表す1)米国から中国への主導権のシフト政治的経済的に欧米(特にアメリカ)が世界を主導する力が急速に失われるそれにともない米国主導の国際秩序が破綻しこれとは異なった国家が主導する国際秩序が出現するコルマンによればその中心の一つは明らかに中国