被造氏族:品種改良された退化亜種
クトゥルフ神話においてヘビ人間の大まかな印象は魔術や科学に秀でた種族であったが時代とともに衰退したものというイメージを持たれがちです悪役として出番の多い亜種のほとんどが獣レベルにまで退化したものなので仕方がないと言えば仕方がないでしょうゲームで言うところの弱体化修正を何度も施されているようなものですしかしヘビ人間は種族の衰退をただ黙って見過ごしているわけではありません彼らはその打開策を模索できるのに十分な力を持っています先祖のような優秀な個体を安定的に出産できるよう魔術的生物工学的な研究実験を繰り返しました例えば蛇信仰がある地方の霊力の高い巫女を交配させ母体に用いるなどですそういった多くの試みはいくつもの副産物を生み出しました以下のものはそれらの一部に過ぎません組織構成の大雑把なイメージの既存例はルナルの爬虫人やエルファの氏族制度が近いです所属するヘビ人間部族においてそれぞれの氏族(品種)が適性に合わせた役割をこなします遺伝子改造によって獲得したポリフェニズムの要素も含んでいます下記の改造種群ネットワークはその命名法則から便宜上沸き立つ源泉フヴェルゲルミルと呼ばれていますこれは北欧神話に登場する泉の名ですこの泉に関して伝承曰くそれは冥界ニヴルヘイムの真ん中にある泉でここから全ての川が流れ出している誰も数え上げることができないほどたくさんの蛇が邪竜ニーズホッグと共にここに棲み宇宙樹ユグドラシルを蝕んでいる天と地と全世界が焼け神も戦士も人々も残らず死んだその後に人々が住む場所のうちの一つに数えられるだそうです
退化雑兵種:通称屯田者モーイン
荒事含む雑用を担当しますいわゆる戦闘員ポジションの品種ですモーインとは北欧神話にて世界樹ユグドラシルを弱らしている蛇の1匹でその名は荒地に棲むものという意味があります退化蛮族種の肉体を強化しさらに文明と荒事に対応できるようにしたものです強化したというより退化を軽減させたといった方が近く他の改造亜種と比べて最も数をそろえることができます主にヘビ人間の私兵として使役されていますまたヘビ人間が地方や発展途上国や未開民族を相手にする際は荒事担当の取り巻きとして随伴したりマフィアじみた折衝を担当することもあります彼らは支給された特殊な皮をまとうことで人間に擬態することができます体格も人間サイズに補正されますこの皮は破けた箇所の中身が見えてしまいますが半身分以上破損しない限りは大まかな効果を持続しますなので顔に攻撃を受けて顔半分の正体が露出するようなシチュエーションもありえるでしょう
亜精霊兵種:通称野武士ゴーイン
マナがある領域で活動する人員です現世ではいわゆる召喚獣として使役されますゴーインとは北欧神話にて世界樹ユグドラシルを弱らしている蛇の1匹でその名は荒野に棲むものという意味があります退化雑兵種を魔術的に改造した品種ですフェイクトゥルフにおいて妖怪として扱われますがそれでもクトゥルフ神話系の神格やその能力体系技術(例:禁断魔術)は地球にとって異物となるコズミックパワーを含んでいることがありますそれらは自然のマナと反発し時には汚染したり免疫機構に排除されることがありましたこの問題を回避し尖兵を精霊の領域でも活動させるために亜精霊兵種は通常の魔法に生態を寄せられ強化されましたその結果彼らは生化学的な生物らしさを無くし人造精霊とも言うべき魔法生物と化しています彼らはマナに依存する生物のためもっぱら活動領域は魔法生物にあった隠れ里(例えばドリームランドとか)でしたがフェイク