主導性と反応行動
戦争の全ての活動は次元に関係なく主導性を握るか敵に応じて反応することに基づく主導性を握ることによって我々は紛争の条件を押しつけて我々と対する敵に我々の条件を強いる敵の主導性より先に得るためであっても主導性で我々が多少の肯定的な狙いを追い続けることができる我々の意志を敵に強要しようと努めることが主導性である主導性は明確に好ましい行動形態である主導性だけを通して我々は最後に敵に対して我々の意志を強要することができる少なくとも第一に他に強要しようとする要求のない主導性では紛争にはならない第二に抵抗しようとする要求がなければこれもまた紛争にはならない我々が主導性を握れず敵が行動すれば我々は敵の企てへの対応を強要される反応は一般に消極的な目的であり敵の意図を打ち消す阻止や反撃であるボクシングのカウンターパンチの様に反応はそれの目標としてしばしば相手から主導性を奪う戦争というものは主導性と反応の間の連続した相互作用の産物である我々は両方の交戦者が同時に主導性を握ろうとするたとえば遭遇戦の場合のような紛争を想像する最初の衝突の後一方の意志が優越を獲得しそして他方は少なくとも他方から主導性を奪い取るまで反応することを強要される戦争の活動は多かれ少なかれ主導性を奪い維持するためのたえざる事態であるこの議論は一対の関連したコンセプト攻撃と防御につながる我々は通常攻撃を主導性と結びつけて考える主導性を奪って維持する最も明らかな方法は最初にたたいて攻撃し続けることである防御は他方抵抗力に関与する防御は一般に敵の意志に抵抗する消極的な狙いを持つ防御は戦いのより効果的な形態である傾向がありそれはエネルギーをより少なくてすむ傾向があることを意味し防御が本質的に戦いのより強い形態であるということと同じことでない攻撃と防御の相対的な利と不利は状況に依存している我々は一般的に防御を敵を待ってたたくと考えるので我々はしばしば防御を主導性よりむしろ反応と結びつけて考えるこれが必ずしも真実であるというわけではない我々が弱さだけから防御をとると必ずしも決め込むというわけではないたとえば敵が我々の防御の強点に攻撃することを強要されるならば防御は主導性を得るそのような条件下において我々は敵を破壊するという肯定的な目的を持つ同様に敵が罠にはまれば待伏せにおいて待っている防御者には主導性がある防御は敵を脅かすことのもう一つの方法である対立する形式としての攻撃と防御は両立しないわけではない実際それらが別々に存在することができないたとえば防御は単に消極的抵抗であることができない効果的防御は攻撃的な性格を持たなければならないそして敵の最も大きい脆弱性の瞬間に一撃を加えるクラウゼヴィッツが書いたように防御は単純な盾でなくきちんと導かれた打撃から成り立つ盾である防御の本当に決定的な要素は反撃であるしたがって攻撃は防御のコンセプトの肝要な構成要素である同様に防御は攻撃の必須の構成要素である攻撃は無期限にそれ自体を支えることができない若干の時間と場所でそれは補給するために攻撃を止めることが必要になり防御に自動的に引き継ぐさらにまたしばしば攻撃のために戦力に集中する必要条件はどこか他の所で防御を行うことを必要とするしたがって必要に迫られて我々は攻撃の我々のコンセプトの一部として防御を考慮すべき問題として含めなければならないこれはコンセプトの到達すべき点であってそれなしで我々が攻撃と防御の関係を理解することは不完全である攻撃が無期限にそれ自体を支えることができないだけでなく時間がたてば攻撃力が一