いたずらけいさつのいたずらけいかんがこくみんにいたずらをしている2 #377

377鳳雛:2023/08/17(木) 17:08:10.04 ID:4TNCMZ4E

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作戦術とは何か
空母4隻を失った日本海軍のミッドウェー海戦における大失敗は太平洋戦争の流れを大きく変えたまた米国のベトナム戦争における予想外の失敗は米国内のみならず世界中を震撼させた米海軍はこれらの失敗を作戦術(operationalart)の無視或いは欠如によるものと分析しているしかしながら米海軍大学のベゴ(MilanVego)教授によれば米海軍は現在に至っても尚依然として戦略と戦術の観点から判断することが支配的であり作戦術が見過ごされやすいと警鐘を鳴らし続けている
一般に戦争の本質は変わらないが戦争の性質は変わるもので戦争の理解は科学(science)であるが戦争の実施は術(art)と言われる作戦術によればより小さな部隊でもよく訓練すればより大きな敵を迅速かつ決定的に打ち負かすことができるつまり作戦術の目的はできるだけ短時間に最小の兵力で決戦に勝利することにあるのである
作戦術に関する先行研究としては日本では片岡徹也が用兵思想研究の視点から日本に欠如した研究領域と初めて指摘したものなどがありその概念と意義について整理されているものの作戦術を構成する具体的な要素について分析したものは管見の限り見当たらない米国では米海軍大学のベゴ教授が太平洋戦争の教訓を分析して作戦術を体系的にまとめ同大学の統合作戦に係る教育及び研究等に反映させている
本稿の目的は作戦術とは一体何であるのかを明らかにすることにあるそのためにまず作戦術の発展経緯について整理し次に作戦術の意義について分析するそしてベゴ教授の研究成果を中心に作戦術を構成する主な要素からその本質を明らかにしていく
1作戦術の発展経緯
作戦術に係る研究と実践は1980年代に盛んとなるがその起源は1796年から1815年のナポレオン戦争時代に遡るクラウゼビィッツ(CarlvonClausewitz)はナポレオン戦争に自ら参加しその経験をまとめた1832年の『戦争論(OnWar)』において戦争術を戦争指導と捉えた上で戦略と戦術に区分して説明を加えている
また戦争とは戦役を超えた上位概念の戦略としていることからクラウゼビィッツのいう戦略こそが作戦術であると指摘されているジョミニ(AntoineHenriJomini)も同じくナポレオン戦争に参加し1838年の『戦争概論(SummaryoftheArtofWar)』を書き上げ戦略と戦術の間に大戦術(GrandTactics)という概念を作っている

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