いたずらけいさつのいたずらけいかんがこくみんにいたずらをしている #253

253鳳雛:2022/10/28(金) 06:12:01.66 ID:TZ2a3hDR

軍事における作戦デザインの目的は戦術レベルの活動と戦略レベルの間の対話を構築することにある対話を構築するとは戦術における目標を達成しその成果を累積させ最終的に戦略の目標達成に至る道筋を明らかにすることであるその道筋が戦術から戦略目標達成までの任務に携わる人達で一つのストーリーとして共有されるこの道筋は作戦における行動方針としてまとめられる行動方針は最終的に道筋を示す概略図とともに5W1Hを踏まえた簡潔な文章に転換される一方経営においても戦略をストーリーとしてデザインするという意味で目標達成への道筋が強調されているストーリーの目的は出来事を予測するだけでなく他者を説得しストーリーが示す道筋のとおりに進むように行動させることにあるこの道筋とは戦略の構成要素の一つ一つがなぜ相互に繋がり全体としてなぜ競争優位と長期利益をもたらすのかといった因果論理の束に他ならず戦略は5W1Hといったさまざまな問いかけに答えなくてはならない行動が結果を生みそれがまた原因となって別の結果をもたらすという因果関係の連鎖を5W1Hの問いを踏まえて結びつけストーリーのクライマックスへと導くことが戦略である軍事における分析技法の目的は指揮官が現状と背景を理解し問題を浮き彫りにすることすなわち危機という事象の過去現在未来を理解することにあるこのような変化を把握するには原因と結果という因果関係を正しく理解することが必要とされる作戦計画を立案する前に指揮官は最新の戦略的背景を徹底的に理解することが要求されるのであるこのため特定の危機が発生しているまた将来生起する可能性があるという文脈を分析することが必要とされる指揮官の作成する作戦計画の一部としてこの文脈に含まれる問題を浮き彫りにすることが重要であり危機的状況の本質を理解することがこれを可能にするつまり指揮官による現状把握が作戦計画立案の重要なスタート地点となるこの複雑で変化していく情勢の分析はシステム思考の考え方である変化の理論の基本として英国軍で重視されている計画技法については次の三つの問いに答えなければならない①現在の状況の特徴は何か②最終的なより望ましい状況は何か③いかにしてその状況が変えられるか計画はこれらの問いに答えることを通じて現状を望ましい姿に近づけるために作戦目標をいかに達成するかに焦点を当てて立案される変化の理論とは望む姿と現状のギャップを埋めるために時間をかけて特定した重要な成功要因をいかにして統合していくかを示すロードマップであり全体的な状況をシステムと捉えるシステム思考の理論として位置付けられている具体的な計画立案は作戦見積もりという問題解決ツールが利用される作戦見積もりのプロセスは合理的であり演繹的に進められるこの作戦見積もりは六つのステップ①問題の定義②問題の理解③行動方針案の作成④行動方針案の改善承認⑤行動方針案の評価⑥指揮官による決定で実施される

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